大柴燈護摩
厄払い大柴燈護摩
柴燈護摩は修験者が行う護摩法要です。
護摩は、古代インドのサンスクリット語「ホウマJを語源としており、(火で)焼く、燃やす、という意味があります。
炎の中に本尊である不動明王が住んでおられると教える真言宗で、護摩を焚くということは、さまざまな不浄や災難を焼き尽くして幸せになることを意味しています。
そして柴燈護摩の残り火の中を素足で渡り歩くことは炎の中の本尊と一体になることを意味しており、このことによって本尊からの恵みにより家内安全、身体健康、商売繁盛、交通安全、除災招福などの諸願成就が頂けるといわれています。
皆さんの目の前に広がっています護摩壇を中心とした世界は、皆様の心の世界が広がっているとお考えください。
これからここで新しい命が誕生します。すなわち、これまでの災いをここで断ち切り、新しい自分を形成していただく、というものです。
これから修験者の方々が一つひとつ儀式の手順を踏みながら、その世界を完成させていきます。